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May 17, 2005

いつも、いつまでも、祈り続ける

5月16日『眠られぬ夜のために』

「人との交際において最も気持ちのよい、最も有効なものは、落ち着いた、いつも変わらぬ友愛である。」
(岩波文庫:草間・大和訳)

今日のヒルティの格言で、いささか季節はずれだが、ディケンズの『クリスマスキャロル』を思い出した。
その中には、主人公である冷血な老人スクルージのために祈り続ける人びとが描かれていた。
小説そのものが今手元にないので、ちょっと心もとないのだが、
たしか、スクルージが愛した妹の息子や、雇い人の貧しい男、そしてその家族。
どうしてあんなやつのために祈るのだ!とののしる友人や家族をなだめて、祈り続ける人たち。

ヒルティ『眠られぬ夜のために』第二部の2月19日には、こんな記事もある。
「あなたはある人のため真剣に、くり返し祈ることもしないで、その人に絶望することがあってはならない。」
(草間・大和訳)

映画『クリスマスキャロル』を見たとき、ははあ、なるほど…と思った。
スクルージは、「忘れていた」んだ。
彼は、もともと冷酷な男ではなかった。ただ、あまりにも長い間、人から離れていたので、人の交わりの中にある喜びやあたたかさを忘れてしまっていただけなのだ。
幽霊につれられて、そうした祈り続ける人々を目にし、スクルージは人びとの中に戻ってゆく。
そして、人びとは、彼のことを喜びをもって迎える。
絶えず、変わらず、彼のことを祈り続けていたから、できたことだ。

ほんとに、人は死ぬまでなにがあるか分からない。
神は、それぞれの道のりに、いくつものチャンスを用意する方だ。
もしわたしが友に失望したら、それは、その友を変えようとしている神への挑戦であり冒涜だと思う。
だから、今、もし、だれかの言葉や行いに傷ついても、あきらめないで、神に期待して、変わらず祈り続けよう。
そう決意する。

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Comments

とてもやさしい、しなやかな、お心をお持ちの方ですね。

Posted by: su- ka- | May 17, 2005 at 06:03 PM

ほんとに、人は死ぬまでなにがあるか分からない。
神は、それぞれの道のりに、いくつものチャンスを用意する方だ。
もしわたしが友に失望したら、それは、その友を変えようとしている神への挑戦であり冒涜だと思う。
だから、今、もし、だれかの言葉や行いに傷ついても、あきらめないで、神に期待して、変わらず祈り続けよう。
そう決意する。

「人への失望は神の愛への挑戦であり、冒涜である。」そうだったんだ!たまちゃんは友というか、最も親しい人に失望して、落胆して、気持ちが悪くなってしまっているんですけども、そういう私という人間って弱いんではなく、神様に可能性を見いだそうとしないで、何と言うか不遜なんですね。また、元気を出して、立ち上がろう。諦めないで、神様に期待して、祈り続けよう。nikkou さん、けっこうなお言葉、うれしかったです。

Posted by: たまちゃん | May 17, 2005 at 10:54 PM

たまちゃんさん、だいじょうぶですか。
そうそう、親しい人とつらいことがあると、身体にきますよねー。
知らない人だったら、「へんな人だなあ」で済んじゃうことなのに。
それだけ、自分も相手を愛しているんだ、と思うことにします。
一緒に祈っていきましょう。

Posted by: nikkou | May 18, 2005 at 10:26 PM

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