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June 22, 2005

アメイジング・グレイスinキャンドル・ナイト

6月21日『眠られぬ夜のために』

「神の子が完全に絶望しきって死んだという歴史上の実例を、私は一つも知らない」(岩波文庫:大和・草間訳)

本日、「100万人のキャンドルナイト」当日である夏至の夜でありました。
先日書いた池袋センターゴスペルクワイアーのキャンドルナイトに参加してきました。

とてもすばらしいひとときでした。

教会の通路に何本も立てられた灯火台のろうそくに火がともされ、
夜8時には教会の電気すべてが消されました。
オレンジ色の光があたたかく灯るなか、
古くて素朴な、まるで子守唄のようにやさしい歌を何曲も歌いました。

選曲がとてもよかった。
ろうそくの明かりでは歌詞が読めないので、一度耳にすればすぐ覚えられるやさしい歌ばかり。

くり返しくり返し、シンプルな歌詞とメロディとハーモニーを歌いながら、
はっと、気づきました。

18世紀、ゴスペルのルーツであるニグロ・スピリチュアルが生まれた時代は、
…そう、電気がなかった。
毎日綿花畑で激しい労働を強いられた人々が、
夜ごとに、薄暗い奴隷小屋の暖炉の明かりの前で、
こころを癒し、体の疲れを休めるわずかな時間に、歌われてきた歌。
それは、なんとも哀しい、けれどもゆっくりとした時の過ごし方であったことでしょう。

ゴスペルを始めてから、アメリカの黒人たちの歴史に関わる本をずいぶん読みました。
気持ちが暗くなるようなことばかり。
神様、どうして彼らを野放しにしていたのですか、と哀しい気持ちで本を閉じたことも少なくありません。

でも、ゴスペルを歌うと、気づくのです。
いいや、神様は、人びとの罪をほったらかしにはしなかった。
人が、隣人を傷つけ、貶めるような罪をどんなにのさばらせようとも、
神は、人びとに、互いに愛しあい、慰めあう心を根気良く授け続けた。
その武器として、ほら、ゴスペルがある。

彼らにとって、薄暗い炎のもとで、完全に自由な神の国を想い、歌いつづけることが、
絶望的なこの世での、唯一の戦い方だったのだろう。
神はその戦いを、ともに戦ったのだ。

この世界では、神の国を想うことと、人の罪との戦いが、なおも続いている。
たとえ小さな力であっても、歌い続け、祈りつづけよう、と思う。
アメイジング・グレイスが世界中にあふれますように。
この迷子の世界が道をみつけ、なにも見えていなかった目を開く日がくることを。

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Comments

はじめまして。TBさせてもらいました。
ゴスペルを聞きながらのキャンドルナイトは素敵ですね。
私も一時期ゴスペルを歌っていたことがあるので
そんなキャンドルナイトだったら参加したいなぁと思いました。

Posted by: フタバ | June 22, 2005 at 12:23 PM

来てくれて有難う!君のHAPPYな話しも嬉しかったよ。これからもお互い in Jesus で祈りあっていこうね。

Posted by: tama | June 23, 2005 at 03:22 AM

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