種をまこう
6月24日『眠られぬ夜のために』
「…もしあなたが戦いにのぞんで、悪の霊を恐れるようなことがあれば、初めから戦いを断念するがよい。
なぜなら、恐れは敗北の予感であり、したがって、いやしくも戦士としては、到底ゆるしがたい欠点だからである。」
(岩波文庫:草間・大和訳)
今夜、nikkouは、某ファーストフード会社の内定祝賀会でゴスペルを歌ってまいりました。
nikkouが所属するクワイアー(ゴスペルの合唱団)のメンバーがこの会社の社員と親しくしている関係で、
会に華を添えるため、およばれしたのでした。
まさに「宴もたけなわ」というころ、
クワイアー一同、宴会場の前に出ました。
今、すっごく正直に告白すると、nikkou、そのとき、
「うわーこんな酔っ払いの前で歌うの、やだな~」と思っておりました。
ざわざわとした中、まず、英語で詩篇121編をモチーフにした「トータル・プレイズ」を歌いはじめました。
「わたしは、山にむかって、目をあげる。
わたしの助けはどこからくるのか。
わたしの助けは、天地を造られた主からくる…」
曲の最後、「アーメン」の輪唱が終わったとき、
会場は静まり返っていて、最前列で聞いていた若い男性が
「鳥肌が立った…」とつぶやくのが聞こえました。
続いて、英語で、詩篇89編
「わたしは永遠にあなたの慈しみを歌い、
わたしの口はすべての世代にあなたの真実を伝えます」
という歌、
日本語ゴスペルで「JOY」(絶えず喜び、祈り、感謝せよ、という歌)を会場の若者を巻き込んで歌いました。
会場はすぐにゴスペルの熱に巻き込まれ、
笑顔で手を叩き、とび跳ねる人もいました。
そんな中、ふっと、nikkouの脳裏に、聖書の一節が浮かびました。
「見よ、種まく人が種まきに出て行った。」(マタイ福音書13章3節)
イエスのたとえ話のひとつです。こう続きます。
ある種は道端に落ちた。それは鳥たちに食べられてしまった。
ある種は石の上に落ちた。芽は出たものの、太陽に焼かれて枯れてしまった。
ある種は茨の上に落ちた。芽は出たものの、茨に邪魔されて伸びなかった。
そして、良い土の上に落ちた種は、大きく成長して、100、60、30の実をつけた。
今、わたしたちは、この「種まき」をしているのではないか。
そして、この地は、…よい土ではないかもしれない。
でも…
でも、わたしだって、よい土ではなかった。
そう、学生時代からずっと、イエスの考え方に、何度感動し、何度信じたいと思い、
そして、何度あきらめ、何度足をひっぱられ、何度、そっぽをむいたことだろう。
でも、神様はあきらめなかった。
貧しい土であったわたしの心に、せっせせっせと種をまき、
何度枯れようとも、しつこくしつこく、わたしの心を耕し続けた。
種をまこう。
たとえ、そこが道端であろうと、石の上であろうと、茨の中であろうと。
神様がきっと耕してくださる。
最後に、日本語のゴスペル「大切な人」を歌いました。
「あなたは愛されている。主の恵みで満ちています。あなたは主イエスの大切な人。
あなたを愛しています。主が愛してくれたように。あなたはわたしの大切な人」
(作詞・作曲:ピアノ・コージ)
最前列で聞いていた若い社長が、自分にそっくりな―小学校2年生くらいかな?―娘をぎゅっと抱き寄せるのが見えました。
鼻のあたまにぎゅうっとしわが寄っている。
泣いていたみたい。
それは、朝になったら、忘れてしまうような、ささやかな感動かもしれない。
ゴスペルが伝えている「神様の愛」に、そっと触れてはみたものの、
あわてて手をひっこめてしまうかもしれない。
でも、かまわない。
恐れないで、種をまこう。
イエス様がそうしたように。
荒地で育った種はきっと、温室育ちよりも、ずっと丈夫な実をつけるだろう。
(ちなみに、荒地に種をまく農夫は、どんどん賢くなるものらしい。
わたしたちのリーダーは、「宗教色を出さないで」といわれる場所で歌う方法が、ぐん、とうまくなった。
今日は歌詞の翻訳をあらかじめ配るなど、ゴスペルの本当の意味の伝え方もスマートかつ確実でした。
神様、これからもよき知恵を、彼女と、わたしたちにお与えください。アーメン)
追記
われらがディレクター、まりりんもブログにこのときの様子を書いています。
コンサートの詳細や裏話が分かります。
http://blog.goo.ne.jp/marisa050520maria_luisa/e/f987695f55468bb1fd822e9b09e81225
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Comments
種まきは収穫が楽しいよ。
せばLAさ行ってきます(正確には明日から)。
健康が守られ、事故や事件から守られ、主の恵みを受け取って秋田に持ち帰るように祈ってけれ。
Posted by: BOBニィ | June 25, 2005 at 12:17 AM