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July 06, 2005

装丁してみた

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愛用している岩波文庫『眠られぬ夜のために』がだいぶ傷んできたので、ハードカバーに自装してみました。
新刊本でも持っているのですが、「増田蔵書」の印がある古書店購入本に愛着があり、ぼろぼろになってゆくのが忍びなかったのでした。
なかなか可愛らしくできたのがうれしくて、会社に持っていって同僚に自慢してまわりました。
出版社なので、本などめずらしくもなんともない人たちなのだけど、
「花ぎれまでちゃんとあるじゃない」とマニアックなほめ方をされたりして、それなりに面白がってもらいました。
(「花ぎれ」というのは、本体と背表紙の間に挟まれている布のこと。飾りです。)
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もともとの持ち主の増田さんって、ほんと、どんな人だったのかしら。
ときどき赤線がひいてあるところから憶測するに、年配の男性のような気がする。
かつて古本屋にうっぱらった一冊が、今、中身だけ同じなのに別の顔に装丁しなおされて、
あれこれ憶測されていると知ったら、増田さん、どう思うかな。


ちいさな文庫本がハードカバーになっている、っていうのは、予想以上に可愛らしい。
何度も取り出して眺めてしまう。
ほかにも気に入った本で試してみようと、材料の紙を買い込んできてしまった。
やみつきになりそう。
参照したのが、この本。よろしければお試しあれ。


追記

「自分で作る小さな本」(田中 淑恵・文化出版局)を参照に、実際に装丁してみた方のブログ、HPなどを集めてみました。みなさんとても上手。

ハンドメイドジャングル
http://plaza.rakuten.co.jp/utan7/2017

「PAPELITO」にて田中淑恵さんのワークショップ
http://www.h5.dion.ne.jp/~papelito/News02.htm

またたび村
http://blog.so-net.ne.jp/matatabi/archive/c41388
pata's blog
http://cherish.air-nifty.com/blog/cat2346723/index.html
My Favorite Thing
http://www.enjoy.ne.jp/~neko-yanagi/ha-s-1.htm



まねできないけれど、ユニークな手作り本をたくさん掲載していて、眺めているだけでも楽しいのが、
クラフト・エヴィング商會の「らくだこぶ書房21世紀古書目録」(筑摩書房)です。
おすすめ。

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