« 「宗教教育」について | Main | いつか、旅立つ日が来たら »

August 15, 2005

人は人を変えられない

8月5日『眠られぬ夜のために』

「ペシミストたちを言葉で転向させようとして、むだな骨を折らないようがよい。

(中略)

彼らから離れることのできない義務があるならば、辛抱づよく彼らをがまんしなさい。
彼らの考えを変えうるのは神だけであって、われわれにできることではない。」

人を変えることができるのは神だけだ。
人は他人を変えることができない。
…という、多くのクリスチャンの先輩たちの忠告を、nikkouはなかなか受け入れられない。

以前、ある友人から、
「nikkouはだめ男を更正させて、その中に自分の影響力を見ようとしているんじゃないの?
一種の自己顕示欲だよね」
と言われた。

うわー、サイテーじゃん。
それって、まるで「だめんず・うぉ~か~」みたい。
「だめんず・うぉ~か~」というのは、倉田真由美という漫画家の、
だめ男ばかり渡り歩く女性に取材した作品だ。
アルコール依存症とか、D.V男とか、うそつきとか、浮気男とかばっかり、付き合ってしまう、という女性たち。
漫画はコミカルに描かれているけれど、結構イタイ。

恋愛相談の類は、
「結婚したら、この人も変わるかもしれない、子どもができたらこの人も変わるかもしれない」なんて、期待するな、ということをくり返し言う。

今日のヒルティも、半分はおんなじ。
人は変わらない。
ただし
「神だけは変えることができる。」
そう、イエスに出会って180度人生が変わったパウロのように。
この一点が信仰の世界なわけで。
nikkouには、その点の認識がまだ、甘いわけで。

ミッション・バラバというキリスト教の伝道集団がある。
元ヤクザの男たちだ。
今、彼らの妻について取材した「バラバの妻として」(NHK出版・坂口かおり著)を読んでいる。

ミッション・バラバの彼らが主イエスに出会う前というのは、まさに「だめんず」の極みである。
その中のひとり、鈴木まり子さんは
ヤクザの組を追われて失踪した夫のため、
毎日、近所から苦情が出るほど泣き叫びながら、
「夫を返してください」と祈ったという。
しかし、夫が失踪先で逃げ込んだ教会で、主イエスに出会い、劇的な変化を遂げて帰ってきたのち、
さらに神学生となって、大工の仕事のかたわら、学校に夜毎、通いはじめたら
今度は、
「神様、なんでこんなに変わったんですか、かわいそうですよ。」
と祈ったという。

いいなあ。
神様とこんなに密接な人。
自分ではなく、神様が彼に臨んでいるんだ、と心から分かっている人。

nikkouはなんでこんなにおせっかいなんだろう。
神様にゆだねず、自分の力で、力ずくで、相手にせまってしまう。
失敗してから気づいても、もう遅いのに。

主よ。わたしが、あなたにすべてをゆだねることができますよう、わたしの信仰を強めてください。
心を尽くして、主の御名にあって、アーメン

|

« 「宗教教育」について | Main | いつか、旅立つ日が来たら »

「2 眠られぬ夜のために」カテゴリの記事

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

クリスチャンのあいだでさえ賛否両論な映画「親分はイエス様」は見ましたが、「任侠の男性が韓国人妻の導きで信仰の世界に入る」という筋になっている気がしました。
バラバは一部ではカルト的だとも言われていますが・・・
まぁ任侠自体がかなり凝集性の強い集団ですけれども。

Posted by: Emotional YK | August 18, 2005 at 12:20 PM

>映画「親分はイエス様」は見ましたが、「任侠の男性が韓国人妻の導きで信仰の世界に入る」という筋になっている気がしました。

ほにょ~、そうなの~?
まだ見ていないからわからないけれど、
映画はバラバの中の、だれか、特定の人をモデルにしているのでしょうか。
「バラバの妻として」読了しましたが、
いずれも、夫はそれぞれの思いでクリスチャンになって、
妻たちを驚かせていました。
中には、妻より先にクリスチャンになった人もいて、
その改心体験は、罪意識が強いだけに強烈な感じがしました。

>バラバは一部ではカルト的だとも言われていますが・・・

バラバそのものは、カルトというほどの組織力はないような気がしますが、メンバーの教会は、まあ、日本一般の、しずか~な教会よりははるかに個性的になるだろうな、と思う。
でも時に、そういう個性が必要とされることもあるんだと思う。
nikkouは、彼らがまっすぐ神に用いられることを、
心から祈るよ。

Posted by: nikkou | August 18, 2005 at 01:13 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91294/5486441

Listed below are links to weblogs that reference 人は人を変えられない:

« 「宗教教育」について | Main | いつか、旅立つ日が来たら »