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October 17, 2005

「主にあって」って、変な日本語じゃない?(Make us one1)

『眠られぬ夜のために』第一部

「10月14日

『敵を愛する』というのは、キリスト教の教義が大いに自慢のたねにする美しい言葉である。
しかし、キリスト教徒の実践を見ると、彼らが敵を愛するのを、必ずしもあまり多くは見かけない。」
(岩波文庫・草間・大和訳)

…というヒルティの言葉に、にやっとする人は少なくないだろう。
あ、nikkouは、にやっとしちゃいけないのか。
一応、「キリスト教徒」だし。

ところで、「キリスト教徒が自慢のたねにする美しい言葉」のひとつ、というか、
nikkouが以前から気になっている言い回しに、
「主にあって」というのがあった。
一年ほどまえ、ゴスペルの練習の帰り道、ノンクリスチャンの友人から、ふと聞かれたのがきっかけである。
「ねー、nikkouちゃん、『主にあって』って、どーゆー意味~?」
「えっ…?主にあって、ってのは、…、う……うぇっ?」
nikkouは、絶句した。

彼女はべつに、神学的な問題を投げかけてきたのではない。
ごく単純に、クリスチャン特有の言い回しを日常語に直してくれ、と言ってきたのである。
たとえば、「クリスチャンが言う『つまずく』ってのは、『あることがきっかけで神様を信じられなくなる』っていうことだよ」とか、
「『ハレルヤ』ってのは『神様を賛美します』って意味よ」とか、
そういうレベルのことである。
ちなみに、彼女がそう聞いてきたのは、ある歌の歌詞に、『主にあって』という言葉があったからである。

B00004TRY9
主にあって ひとつ
清いみ霊で ひとつ
主の愛が 今 流れ
主とひとつ」

原曲は英語で、こういう歌詞である。

「Make us one Lord
Make us one
Holy Spirit
Make us one
Let Your love flow
So the world will know
We are one in You

作詞作曲は、先日来日したブルックリンタバナクルズのキャロル・シンバラさん。
その名も「Make us one」(わたしたちをひとつにしてください)という歌である。
英語の場合は、「In You」が、「主にあって」にあたる。

さあ、ここで、クリスチャンのわが友たちよ、
「主にあって」(in You)を日常語で説明してみよう。

…できなくないか?
普通、「にあって」とは、
「自動販売機が、タバコ屋のかどにあって
というふうに使う。
「主にあって」というのは、かなり特殊な用例なのである。

先日、この「主にあって」という言い回しの語源と意味が、判明した。

結論から先に言うと、聖書の登場人物の一人、パウロの造語だそうだ。

くわしくは、長くなるので、また明日。

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Comments

手短にコソッと教えてヨン。

Posted by: Bob | October 18, 2005 at 01:37 AM

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