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October 12, 2005

ドイツ報告その2 魔女狩り

『眠られぬ夜のために』第一部

「10月6日

キリスト教がすべて不健康なもの、病的なものに打ち勝つためには、
それ自身があくまで健全でなくてはならない。
(中略)
このことこそ、あれほどしばしばキリストが弟子たちから離れて、
ひとり山上で新しい力を祈り求めなければならなかった理由でもある。」

(岩波文庫:草間・大和訳)

goumonn
ローテンハイムには、カトリックのヨハニス教会に付属して、中世犯罪博物館がありました。
時間がなくて中まで見られなかったのですが、
主に、魔女裁判の際に用いられた拷問具が展示されているとのこと。

魔女狩り、魔女裁判とは、
ルターの宗教改革をきっかけにローマカトリックによる異端審問が激しくなり、
さらには、時代の社会的不安が加わって
集団ヒステリーが起こった・・・というのが、nikkouの理解です。

しかし、案内してくれたガイドさんの説明は違った。
「魔女狩りは、段々宗教的意味を離れ、単なるイジメとなっていったようです。
すこしでも、外見や発想が、村の多数とちがうと、
あげつらわれて、
魔女の烙印をおされました。」

200510112300000
(写真は、博物館のパンフレットより。礼拝中居眠りしたものの首に下げられた、とっても重いロザリオ。
…nikkouは、もうすでに何回か、かけられちゃってるかも。)

しかし「単なるイジメ」とは、単なる外国の話ではない。
nikkouの通った小学校でもありましたね。
ちなみに自慢じゃないけど、nikkouはクラスで一人だけ、いじめられっこをかばい、
いじめっこに報復の喧嘩を売って、泣かせました。
(しかし、ちくられて、先生にしかられました。
…いや、昔は、ツオイ子でした。)

しかし、「イジメ」を、キリスト教が防いだのではなく、後押しした、という事実には、戦慄を覚える。
それは、イエスの弟子のなすことではない。
イエスのみことばが、すぐ傍らにあっても、
人はたやすく、イエスから離れてしまう、という証拠のようなものだ。

だから、ヒルティは、イエスに学べ、という。
不健康なものに打ち勝つために、ひとり、喧騒から身を置いて、静かに祈る。
これは、ひとつ、肝に銘じておいたほうがいい方法かもしれない。

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