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November 25, 2005

友人の憂い・煩いに耳を傾けるときは

11月24日『眠られぬ夜のために』

「もしあなたが心に深い傷をうけたように感じる時や、
もはや自分の神経を支配できそうもない時には、そのような状態で人に会うことは避けたほうがよい。
その痛みを人間にではなく、神に訴えなさい。

(中略)

われわれが比較的健康なものとして、そのような意思のくじけた病人や、また神経のいらだった人と交わらなければならない時には、
彼らを手厳しく非難したり、
気を落ち着けるように訓戒したり、
彼らの悩みをつまらぬものだと説きふせてそれを棄てさせようとしてはならない。
そういうことはすべて、彼らを怒らせるだけだ。
おだやかに彼らと交わり、気分を高ぶらせるものはすべてとり除き、
休息と気晴らしが欠けていればそれを与えてやり、
彼らの一時的な興奮した言葉にはあまり重きをおかないこと。
こういう態度が多くの場合、当座の最もよい策である。

(以下略)」

(岩波文庫・草間・大和訳)

あまり、人間を性別で分類するのが好きではない。
だから、「女は男のどこを見ているのか」(ちくま新書)とか「話を聞かない男 地図を読めない女」(草思社)といった本を信用しておらず、そういうものは性別ではなくて個々人の資質によるものだろう、と考えている。
にもかかわらず、この歳になって、1点だけ、どーしても、「これは男女差があるな~」ということに気づいた。

愚痴の言い方である。

同性の愚痴を聞くのは、そんなにつらくない。
自分にも当てはめやすいし、ゆえに参考にもなる。
たいしてアドバイスなどしなくてもフンフンと聞いて、
「うーん、いろいろつらいだろうけど、nikkouも祈ってるよ」とかなんとか言って、ぎゅーっとハグして別れ、
その後、ふと青い空など見上げながら、「○○ちゃん、だいじょうぶかな~、神様、○○ちゃんを守って…」と祈り、
ある日、ふと「元気だよ」というメールをもらって、ほっとして、思わずちょっと涙ぐみ…
…というような付き合いも自然にできる。

これが、男の人の場合、nikkouは本当によく分からないのである。
女友達のように、おいしいケーキやラーメンを食べながら、話すだけ話し、聞くだけ聞いたら、とりあえず感謝、という感じにはどうもならない。
そんなにサンプルは多くないけれど、nikkouなんぞに憂い・煩いを洩らされた男の人は、ほぼ全員が
「――で、nikkouはどう思う?」とのたまうのである。

……ど、どう思うって…。
nikkouが
「わかんない」というと、ジレる。
      あるいは「考えたこともない?…フッ」と馬鹿にする。
「興味が無い」というと、スネる。
「こうすれば?」というと、「簡単に言うな!」とキレる。
「何でそんなことを気にするのか」というと、もっとキレる。

ヒルティ翁、「休息と気晴らしが欠けていればそれを与えてやり」とおっしゃいますが、特に殿方の場合、具体的にどうすればいいのでしょう。
以前、散々愚痴った上にグズってキレた本人に、機嫌のいいときを見計らって問いただしてみたところ、「気にしないほうがいいよ」と苦笑交じりに言った(苦笑)。

友の憂いや煩いを聞いた夜は、nikkouはいつも、小さくうずくまって、その友のことを主にゆだねて祈る。
女友達男友達かかわらず。
忘れないように手帳にメモったり電話の上に貼っておいたりしている。
絶えず絶えず祈りに覚える友がいることは、nikkouのアドバンテージ(クリスチャン的に使うと、「特権」であり「恵み」である、という意味)だと思っている。
愛する友よ。nikkouは常にあなたのことを祈っている。

あなたのことは、主がなんとかしてくれる。
主は、あなたにもわたしにも、そしてあなたの憂いの種になっているあの人やこの人に対しても、公平に裁きと恵みをお与えになるから。

nikkouがどんなに胸を痛めても、友の本当の慰めにはならない、と、最近ようやく気づくようになった。
ま、慰めの足しにはなるかもしれないけれど。
でも、なんとかしよう、とnikkouががんばると、たいがいロクなことにならない。
本当の慰め主は、主イエスキリストのみだ。

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Comments

ごくろうさまです。心理のプロセスが、なんとも言えずいい味です。

Posted by: sskk | November 25, 2005 at 06:49 PM

グチるというのと相談するというのは同じなのか、違うのか。愚痴を愚痴として認識しているのが女性、愚痴を相談と勘違いしているのが男性なのかしら。私は誰も聞いていなくても、大声で愚痴って(会社で)ストレス発散しています。夫に相談すると必ずケンカになるので、最近は事後報告に徹しています!

Posted by: ゴトウ | November 26, 2005 at 09:46 PM

>祖父上

うはは。いやはや、なんともいえず、たいへんです、人間関係って。

>ゴトウさん

むぅ…そうか、それは裏を返すと、兄貴たちは「相談」してたってことか。
わたしは「愚痴」を聞かされている…と認識していたのが、そもそものすれ違いだったのかも。兄貴たち、ごめんよ。nikkouはあまりよい相談相手になれんよ。

>私は誰も聞いていなくても、大声で愚痴って(会社で)

なははははは。ゴトウさん、豪快~。やっぱかっこいいっす。nikkouも今度やってみようかな。

Posted by: nikkou | November 27, 2005 at 10:14 PM

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