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June 12, 2006

筆子・その愛

『眠られぬ夜のために』第二部

「6月11日

『マタイによる福音書』8章22節
「わたしに従ってきなさい。そして、その死人を葬ることは、死人に任せておくがよい。」

それ自身は良い事でも、はかなくすぎ去ってしまうことがすくなくない。
しかし、それを過ぎ去るままにしておかなくてはならない。
それらはいつも取り戻そうなどとしてはならない。
人生は、たえざる前進であらねばならず、すでにすぎ去ったことの単なる反復であってはならない。
最後の日まで、一日一日がひとつの仕事でなくてはならない。」

(筑摩叢書:前田敬作訳)

11月公開予定の「筆子・その愛」が楽しみである。
石井筆子、明治時代に生き、自分の娘が知的障害者であったことから、日本で最初の知的障害者福祉施設を作ったクリスチャン女性の一代記。
主演は常盤貴子だそうだ。彼女は、どうも、昔の日本女性を演じることが多い気がする。
キャストにアーサーホーランドが名を連ねているのが気になる。何の役なんだろうね。

以前、てじょんさんの教会の映画鑑賞会で知った「斉藤百合」という女性も似たような経歴だった。
斉藤百合も明治の女性。彼女の場合は、自分自身が盲人だったけれど、結婚して子供を育て、かつ社会(隣人)に尽くし、神様に尽くした。
与えられた生の中で、主のみこころを探りつつ歩みつづけた足跡は、
時代は違えども同じように、手本になるように思えた。

ただ、斉藤百合の作った女子盲学校は、あまり成功したとは言えなかったようだ。
筆子の創立した「滝乃川学園」は今も命脈を保っているらしい。

今日のヒルティに言わせれば、
善行だって、はかなく過ぎ去るものだ。
だから、斉藤百合が石井筆子に劣るなどといえようはずもなく。
過ぎ去ったものにすがりつくこと、反復することが大事なのではなくて、
一日一日のあらたな積み重ねが大切、と。

そういえば、nikkouのずうっと年上の先輩に、社内恋愛結婚をして、生まれた子供が自閉症だったというおふたりがいる。
奥さんのほうは、とても優秀な編集者だったのだそうだけど、こどものために会社をやめてしまった。
しかし、その才能を生かして、自閉症者の親の会の中心メンバーになり、会報を作ったり記事を書いたりしているらしい。
ご主人のほうは、定年まで勤め上げたけれど、「最近はかみさんのほうが忙しくて、オレはずうっとお留守番」なんだそうだ。

nikkouも、今の勤務先は、読者としてずっとあこがれていた出版社で、
入社したときは、定年まで勤め上げて、きっと歴史に残るロングセラーを作るんだ!と鼻息を荒くした。
ところが最近になって、先のことは分からない、と思うようになった。
たとえどの場にあっても、なんの仕事であっても、主に、そして社会(隣人)に尽くしぬきたい、とそれだけは意を強くする。

まずは今日の仕事で、精一杯の貢献を。
夜が明けたら、20Kgほどのキャリーバックをひいて、高校へ営業まわりにゆく。
目当ての都立高校に飛び込んで、休憩時間中の先生においすがり、とりすがり、キャリーバックから、7つ道具を取り出して、どんなにわが社の教科書が、この国の行方を憂い、この国の若者を愛し、期待しているかを売り込まねばならない(なーんちゃって)。

自分の仕事に重ねてみると、「一校くらい、営業がうまくいったからって、つけあがるなよ」と言ってるようにも思えるな、今日のヒルティ。

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Comments

nikkouさん、がんばれ!
その1校の営業が、未来のnikkouさんを生むぞー!
(でも私のようなダメなオバサンになると困るので、私は目標にしないで、ぜひ「目標、筆子!」でいきましょう。お互い)

Posted by: ゴトウ | June 12, 2006 at 09:27 PM

>ゴトウさん

うん。がんばる。
未来のnikkouを、生むじょ~。

ううう。しかし、まだ、明日どのアイテムを持っていくか悩んでおります。学校の特徴や偏差値ごとに売り込む教科書・副読本・資料の組み合わせが違うの~、めんど~い、ってあたりまえか…。というか、帰ってきたらすぐやれってか。

Posted by: nikkou | June 13, 2006 at 01:05 AM

クリスチャンのホームページをネットサーフィンしていました。ヒルティを読むクリスチャンに感激です。学生時代クリスチャンでもなかったのに一生懸命読みました。聖書の話ばかりでさっぱり分からなかったのに、洗礼を受けてからは感動して読めるようになりました。ウイリアムオスラーやカールヒルティを教会の人が誰も知らないのにびっくりしました。

タイムコンパートメント(船が沈没を防ぐために防浸水扉があって、その扉を閉めると水が入ってこないんです。それに喩えて、時間も過去と未来の浸水壁を閉じなさい、今を生きなさい)ってオスラーはいい、ヒルティも「過去ではなく、今を」と書いてますね。

イエスも「あすのことはあすに任せて、心配するな」とかパウロも「今の時を活かして用いなさい」とか言ってますね。

ユダヤの時間感覚は現代人と正反対だそうです。過去は前、未来は後。ちょうどボートをこいで後へ後へ進んでいくんだそうです。ボートには神様が乗っています。神様はしっかり進行方向を見て、しっかりアドバイスしてくれます。流れる風景、ボートの波。目に見える過去を見ながら、神様がしてくださったことを一つ一つ数えつつ、未来(後)が見える神様に信頼し、後へ後へ進んでいくのが人生だそうです。

詩篇143:5
わたしは いにしえの日々 を思い起こし/あなたのなさったことをひとつひとつ思い返し/御手の業を思いめぐらします。


私は未来志向型です。今ではなく、近未来を生きる傾向があります。今日はずっと来月起業する株式会社の準備、そしていつも2025年にピークを迎える超高齢化社会を思い描いています。世界中からクリスチャンを集め、クリスチャン老人ホームを世界展開するのが夢です。今日も未来のための小さな一歩を終え、現在に戻ってきました。事業家は未来創造業です。神様がなさろうとする未来を一緒に造っていきます。

でもブログも過去現在未来の壁がない不思議な世界ですよね。一日の最後に今をご一緒できて光栄です。

では。私もお友達に加えてくださいませんか?

Posted by: シンゴ | June 14, 2006 at 03:02 AM

>シンゴさん

はじめまして。熱いコメントありがとー。
いやー、こんな、ヒルティからどんどん脱線して、いい加減なことばっかり書いているブログに目を留めていただいて、うれしいです、というよりはずかしいです…。

>過去は前、未来は後。ちょうどボートをこいで後へ後へ進んでいくんだそうです。ボートには神様が乗っています。

うまい例えですねー。
いいイメージだなー。
実感としてよく分かる気がしますね。

老人ホームの世界展開!
スタッフはクリスチャン中心ってことかしら。いいねー。nikkouも、将来はお世話になりたいかも。ん?その前に、ボランティア・スタッフをやれってか。
一度、デイ・ケア・センターに、賛美の奉仕に行ったことがあります。
老いて手足が自由にならなくなっても、認知症になっても、賛美は、人の心を躍らせたり、涙を流させるのだな~と、なんだか胸が熱くなって、歳を取るのも楽しみになりました。
シンゴさんの老人ホームが出来たら、いつでも歌いにいくからね。教えてね。

シンゴさんのご活躍楽しみです。
こちらこそ、よろしくお願いします。

Posted by: nikkou | June 15, 2006 at 12:01 AM

nikkouさん、歓迎してくださって感謝します。ブログのアップを楽しみにしています。本当にnikkouさんの文章には力がありますね。

ヒルティの「眠られぬ夜のために」を大探ししましたが、どうやら教会に忘れてきたようです。5年前にアパルームのように毎日読んでいたのですが。

御言葉には力があります。100年前のスイスで不眠症に悩む男の名を偉大にした御言葉は、現代の私たちにも人知を超えた知恵と力を与えてくれます。ぜひ、今日1日の分をアップしてください。nikkouさんの祝福を祈っていますね。

Ⅱテモテ4:2みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。


老人ホームですが、2017年に開設予定です。2000年に受洗直後、早朝に幻を夢で見ました。大きな正面扉があってその左右にエレベータがあります。建物の上には患者さんやクリスチャンが共同生活する空間があります。大きな扉を開けると、体育館くらいの大きさの美しい礼拝堂がありました。建物だけで人は見ませんでした。

それ以来、導かれ、導かれ、自分では考えもしなかった事業家の道を歩んでいます。教会に導かれたときは、私は医学生だったんです。美容外科医になろうと形成外科の名門大学に就職が決まっていたんです。神様のすることは本当にスケールが大きくて目が回ります。

全然希望しなかった老人内科へ導かれ、教会の老人保健施設立ち上げチームの主力メンバーに選ばれ、ロサンゼルスのナージングホームやフィリピンの老人ホームに導かれ、ブラジルやアメリカの3世4世日系人クリスチャンたちと出会い、フィリピンのクリスチャンたちと出会い、日々与えられる聖書の御言葉から神様の計画が見えてきます。

詩篇119:105 ああ神様、あなたがいつも私にくれる言葉は、私が歩くために足元を照らしてくれる光、私が進むべき道を示してくれます。

ヒルティーが100年前、毎晩受けた神様からのプライベートレッスンを私たちも日々受けることができます。私は今日はヨシュア記1章からです。申命記で「ヨルダン川を渡れ」と命令を受けたモーセ、ガドとルベン族は「川のこちら側(東側)に街を作る」と主張しました。彼らは祝福を逃してしまいます。私も医師をしている限り、社会的な地位、経済的安定、名声は保証されますが、この生活の延長上には神様のビジョンはないことがはっきり分かります。老人内科医として経験と実績を積み、開業し、社会福祉法人を建て上げ、老人保健施設を開設する普通のやり方では、神様に見せてもらった「圧倒的多数のクリスチャンが、キリストをまだ知らない人たちをお迎えし、ただ一緒に生活しているだけで恵みが伝わっていく」教会寮のような老人ホームは、そんな普通のやり方では実現しません。医師はいつも忙しく、老人たちに関わる時間はありませんし、都道府県からの監査も厳しく、自由な経営はできません。でも経済的には確かで安定しています。年6-8億の安定事業です。まさに、財産が増えて街を作りたがったルベン・ガド族のやり方に思えます。私はヨルダン川を渡る決意をしました。常勤医師を辞め、株式会社を作り育て、もっと大きな事業するつもりです。株式会社として資産をつくり、11年後に子会社の老人ホーム試作、うまくいけば株式上場して全国展開を狙います。うまくいけばおそらく数百億の事業になるでしょう。約束の地を相続することは私たちの想像をはるかに超えた祝福です。

少子高齢化に加え、人口減少時代がやってきます。今の日本の社会機能を維持するためには、毎年630万人の移民を受け入れる必要があると試算されています。特に医療介護分野の人手不足は深刻な問題になります。小泉内閣はフィリピン政府との合意で、200人の看護師をODA予算で日本語教育を開始しています。外国人介護士・看護師の規制緩和と法整備は急課題です。そんな情報もない4年前から、御言葉に導かれ、フィリピン人クリスチャンたちと共に、日本伝道の計画を進めています。不思議な導きで大阪府内で働くフィリピン人クリスチャンたちと友達になり、教会を作っています。2008年に彼らのビザが切れたとき、新しい会社を興す準備をしています。

驚くべきことは、すべて聖書の御言葉が先に導いてくれることです。

先日も、近所の串かつ屋さんのおばちゃんから電話がかかり、「フィリピン人の女の子が店に来るから来てくれ、フィリピン人の友達も連れてきてくれ」と言います。あんまり気が乗りません。医師の給料が今はないので、お金をあまり使いたくないのです。祈ることにしました。「神様、あんまり気乗りしません。あの店スナックみたいで、飲んだくれのおっちゃんばかりやし、お金使いたくありません。」聖書の続きを読みます。

申命記
26:11 あなたの神、主が、あなたとあなたの家とに与えられたすべての恵みを、あなたは、レビ人およびあなたがたのうちの在留異国人とともに喜びなさい。
26:12 第三年目の十分の一を納める年に、あなたの収穫の十分の一を全部納め終わり、これをレビ人、在留異国人、みなしご、やもめに与えて、彼らがあなたの町囲みのうちで食べて満ち足りたとき、
26:13 あなたは、あなたの神、主の前で言わなければならない。「私は聖なるささげ物を、家から取り出し、あなたが私に下された命令のとおり、それをレビ人、在留異国人、みなしご、やもめに与えました。私はあなたの命令にそむかず、また忘れもしませんでした。

びっくりしました。財布には5月に使いきれなかったじゅういち献金の7000円が残っていました。これを在留異国人と共に食べて喜べと示されました。電話をしました。「分かりました。行きます。7000円で足りますか?」5人で大いに食べました。彼らは1日200円くらいの生活をしているので、出てくるご馳走に目を丸くしていました。彼らの将来設計、家族背景、得意なこと、したい仕事など聞き出すことが出来、アイデアが与えられました。フィリピン人の人材派遣会社を計画しよう。そこでであったフィリピン人女性はトヨタで雇われている人材コーディネーターでした。2008年に子会社でフィリピン人クリスチャン労働者を中小企業に派遣する会社を作るつもりです。

次の日聖書を開くと、

申命記27:8 それらの石の上に、このみおしえのことばすべてをはっきりと書きしるしなさい。

アイデアを事業計画書として書きました。


長くなりましたが、ヒルティがしたことを私たちもしましょう。御言葉には力があり、どんなことも見通し、私たちを行動させる力があるのです。

神様、このブログを見たクリスチャンを励ましてください。神の子供たちがお父さんのアドバイスを聞き、また聞く耳を養って、ますます祝福の道を歩めるようにしてくださることを信じます。クリスチャンが聖書から聞き、祈り、力を得、行動するとき、圧倒的な万軍の主の御手が動くことを感謝します。nikkouさん、ゴトウさん、かみかみさん、IMAさんの上にもあなたの御手を置き、今祝福してくださったことを感謝します。主イエスの名で祈ります。アーメン。

それでは。ブログのアップ、楽しみにしています。

Posted by: シンゴ | June 15, 2006 at 03:09 AM

>シンゴさん

熱いコメントと、熱い証しと、熱いお祈り、ありがとう。

主の力で、道がどんどん開かれてゆくのね。素直に突き進むシンゴさんも、えらいと思います。…いや、葛藤もあったのでしょう。悩んで、祈って、祈りに答えられて、今がある、という感じでしょうか。

シンゴさんの道のりも、主にあって、力強く、また豊かに祝福されますよう、祈ってます。

Posted by: nikkou | June 16, 2006 at 11:06 PM

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