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September 05, 2006

キリスト教式結婚式

『眠られぬ夜のために』第二部

「ほんとうによい結婚とは一体いかなるものであるかは、主として、次のことで知ることができよう。すなわち、来世の新しい生活を考える場合に、先立った妻とそこでまた出会うのがただ自明のように感じられるばかりでなく、ぜひとも必要なことだと感じられる、ということである。もし妻とめぐりあいができないとすれば、自分の精神的自我の一部がかけているという苦痛を覚えるであろう。」
(岩波文庫・草間・大和訳)

ヒルティがこの本を書いたときは、妻に先立たれているから、すごく個人的な妻への愛の告白みたいに聞こえる。
幸せな夫婦だな、と思いますね。
Kankonsosai_1
結婚といえば、先日斉藤美奈子『冠婚葬祭のひみつ』(岩波新書)読了。面白かった。
本書の中で、「結婚とあまり関係ない方も、一度はリクルート社の『ゼクシー』という結婚情報誌を覗いてみるといい、きっと驚く。」とあったので、買ってみました『ゼクシー』。
確かに、驚いた。厚さ1348ページ(!)、まるで電話帳の厚さでわずか500円のこの雑誌に、十字架十字架十字架礼拝堂礼拝堂礼拝堂。
めくれどめくれど、まさに教会のタウンページであります。
もちろん、最近のホテルにはチャペルが備え付けられているということぐらいはnikkouも知っていたけど、
「結婚式用の教会」つまり、日曜礼拝には使わない、ただ、結婚式のためにだけに作られた「教会」建築というものが、こんなにもあるとは知らなかった。(下はウチの教会。その下は、「結婚式用の教会」)
06040916wpp0039_1

nikkouが主イエスと出会ったゴスペルクワイアー「オアシス」は、8割がノンクリスチャン、というクワイアーでした。
あるときメンバーのひとりが、ある結婚式用のチャペルにて結婚式を挙げることとなり、披露宴ではわれわれ仲間が、お祝いにゴスペルを讃美しにいくこととなりました。
そこで彼女が選んだのは、「I tried Him for myself」(意訳すると「私自身のために、イエスキリストを信じてみることにした」といったところか?)という、深い信仰を歌ったゴスペル。
いよいよ式がせまってきたある日彼女がこんなことを言った。

Chapel_1

…「I tried Him for myself」を選んだのは、チャペルで結婚式をあげることになってあらためてこの歌の意味が胸にせまってきたから。もし、ゴスペルを知らずに、このチャペルで結婚式を挙げていたら、十字架もただの飾りにしか見えていなかっただろう。十字架を前に、結婚を誓うことの重みを、かみ締めている・・・。

nikkouは、別に、クリスチャンでもないのに十字架の前で結婚式をするなんておかしい、なんて言わない。主イエスはだれにでも愛を注ぐ方だ。
ただ、結婚式のとき、たとえ結婚式専用の十字架であってもその前に立つ予定があるのであれば、せめて、新約聖書一冊買って、福音書だけでも、めいめいが読むといいのに、と思う。もし面倒なら、阿刀田高さんの「新約聖書を知っていますか」でも、三浦綾子さんの「新約聖書入門」でもいい。結婚式場も、聖書を新郎新婦にプレゼントするとか、結婚式をしない日曜(仏滅とか)にはゴスペルコンサートをもちます、くらいのキリスト教へのリスペクトがあってもいいように思う。
「十字架は飾りじゃない」と分かるだけで、キリスト教式結婚式がより感動的になると思うのだけど、余計なお世話なのかな。

無教会クリスチャンの結婚式

神に誓う結婚式

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Comments

かみ締めている・・・。って言うのは、噛み締める、のほうが、いいかな。なんか神しめるみたいだな。すぎ

Posted by: kkss | September 08, 2006 at 06:13 PM

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