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September 22, 2006

ミャンマーの源氏物語

『眠られぬ夜のために』第二部
「9月15日

真実をありのままに、また、誇張なしに語れ。
それができない場合には沈黙せよ。」

(筑摩叢書:前田敬作訳)

Yugao_2_2
月一回通う障害者介助のボランティアの仲間に、ミャンマーからの留学生、ユーミンさんという女性がいる。日本に来て2年。バイオテクノロジーを学んでいる。あと1年半で帰国予定とのこと。nikkouとほぼ同い年である。
こないだの日曜日、介助の合間の雑談で、彼女がこんなことをいう。
「ミャンマーでは、『ゲンジモノガタリ』はとても有名な話だ。」
えええ~なんでー!?と聞くと、
「教科書に載ってた。」
「しかし、『源氏物語』って、ロング・ロング・ストーリーよ、そのどの部分が載ってたの?」
「ゲンジがプリンセスとデートしていたら、ゴーストがやってきて、プリンセスを殺してしまうという話。」
……それってもしかして「夕顔」ですか。
「でも、ゲンジってミャンマーの人にとっても面白いの?」
「もちろん。わたし、ゲンジモノガタリが大好きで、お姉さんの子どもが赤ちゃんだったとき、読み聞かせてあげた。」

どうよ、わがジャパニーズ・リタラチャー専攻出身の友よ。ミャンマーで愛されてますよ、ゲンジモノガタリ。

ちなみに、「ゲンジはオールド・ノベルなんだが、いつくらいに書かれたか知ってる?」と聞くと、「100年?」とのお答え。「1000年前」と教えてあげると、今度は向こうが「え~っ!」とおどろいてました。

さて、ここはNikkouも国際親善をすべし、なにかミャンマーのことで知っていることはあるだろうか…と思い巡らして、脳裏に浮かんだのは、

「ビルマの竪琴」

…いかん、いかん、日本軍占領下の話ではないか。で、次に思い浮かんだのは

「アウンサンスーチー」

…って、ユーミンさんの立場が分からないので、うかつに口に出すべきではないかも…。
結局、わたしは、ミャンマーの文学も歴史も社会も、な~んにも知らんのだな~、と反省いたしました。そこで、素直に、「何も知らない」と告白して、ミャンマーの著名な作家の名前、MINTHANINKHA(メンベンカーと聞こえた)を教わり、今度一緒にミャンマー料理のレストランにいこう、という約束をしました。

ここから、ちょっとレバノンのことを書こうと思ったけど、長くなりそうなのであらためることにする。

主よ、ユーミンさんという隣人を与えてくださってありがとう。

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Comments

ゲンジですか
女の子の読み物だと思って、未だ手付かずだなあ。京都には「ゲンジ」ゆかりの地があちこち有るのですが……
そういえば、フロイスが訪れたという「千本閻魔堂」。あそこは紫式部が尊敬してやまなかったという小野篁を祀ってある寺です。

Posted by: y.yamaguchi | September 22, 2006 at 11:34 PM

ミャンマーは料理が脂っこいです。
インドとベトナムのあいのこみたいな感じです。私もそのくらいしか知らないなー。反省。

Posted by: ゴトウ | September 23, 2006 at 09:43 AM

>Yamaguchiさん

現代語訳だと、橋本治の「窯編源氏物語」が面白いですよ。
窯編だと、女の子女の子したロマンスとは無縁の、政争と怨念と無常観に染められた大河小説になってます。

>ゴトウさん

ミャンマーに関する本を探しに書店に行ってまさにインドとベトナムばっかりだったの。知りたいけれど、あんまりないですねー、ミャンマーの情報。

ミャンマー料理、どこで召し上がったんですか。ちなみに同僚が「高田馬場のミャンマー料理レストランに行ったら、断末魔の形のままで揚げられた蛙がどんぶり一杯でてきた」と言ってた。きゃー。「蛙以外は美味しかったよ」とも言ってたけど。

Posted by: nikkou | September 23, 2006 at 10:26 PM

ミャンマーは政治的にいろいろ難しいですからねー。
最初に食べたのは伊豆でミャンマーのおかみさんがやってる民宿。高田馬場のも行きました。蛙出てこなかったですよー。でもミャンマー人ばっかりで一種独特の雰囲気でした。

Posted by: ゴトウ | September 24, 2006 at 11:27 PM

すごいな、ゴトウさんの行動範囲。
高田馬場のほう、ユーミンちゃんと一緒に行ってみようっと。
でも、そんな未知の国ミャンマーから、けっこう日本に来ている方がいるですね。未知、なんていってたらいかんかな。

Posted by: nikkou | September 25, 2006 at 01:03 AM

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