« February 2007 | Main | June 2007 »

May 26, 2007

賢い乙女と愚かな乙女の話ふたたび

200704011050000


nikkouただいま教科書営業中です。キャリアケースとリュックサックに、教科書のパンフレットだの見本だの資料だのを詰め込んで、行商のおばちゃんよろしく学校めぐりをしています。
前日に細心の注意をはらって準備をするのですが、昨日、あろうことか、名刺を忘れました。応接室に通されて、先生があらわれて、さあ、営業トーク、というときに名刺がないって、まぬけですねー。なんともいたたまれない一日となりました。

さて、先月の話になりますが、私たちの結婚式の司式をしてくださった関根先生の主宰する集会の礼拝で、藤尾正人さんという伝道者さんがお話すると聞いて、わくわくして出かけました。

藤尾正人さんは「しらさぎ えくれ舎」というHPを持っていて、昨年はブログを毎日更新していらした(いまは週一回)。nikkouはこのブログが大好きで、毎日読んでいた。おかげでお目にかかったことがないのに、藤尾家にくわしくなっちゃった。そして、今回はじめて、実際におめにかかった藤尾さんは、もう、イエスキリストに出会った喜びがあふれてあふれて仕方ない、そんな人でした。

お話は、花婿を待つ10人の愚かな乙女と、賢い乙女の話(マタイ福音書25章1節から13節)。(下の絵はAfrican mafa 乙女たちがアフリカンなのがかわいい。)
花婿が到着したとき、5人の賢い乙女はランプの油を用意していたが、5人の愚かな乙女のランプは油がきれていた。あわてて油を買いに外に出て、帰ってきたら、もう戸がしまっていた、というお話。
10girl_1


以前、nikkouの教会でも話され、nikkou父が「賢い乙女ってのは、根性が悪い」と激怒した、あの話です。(nikkouの両親が、礼拝に来た!)だから、ちょっとどきどきして聞いていたのですが、藤尾さんが語る「賢い乙女、愚かな乙女」、まるで、雲が晴れるように、面白い話になっておりました。(以下、文責はnikkouです)

彼女たちの仕事は、花婿が花嫁の家に到着したとき「いらっしゃいませ~!花婿さま~!」と駆け寄って出迎えることだそうです。婚礼にふさわしく華やかな演出です。
ところが、この花婿は、あろうことか深夜に到着した。深夜に到着する花婿なんかいません。
だから、ランプの油を用意してなかったのは、ごく当然のことなのだそうです。この「愚かな乙女」というのは、常識的にはちっとも「愚か」じゃない。
では「賢い」乙女たちは、なぜ油を用意していたのか。自信がなかったからじゃないか、と藤尾さん。彼女たちは、いつもはドジなもんで、自分たちの判断や、未来予想があたっていると断言できない。そう、いつもは決して「賢い」乙女じゃないのだ。だから、まわりから「ありえない」と言われても、油を用意していた。
「愚か」な乙女たちが一番「愚か」だったこと。それは、油を買いに、外に出てしまったこと。もう、いいや、油なんてかまやしない、行っちゃえ、行っちゃえ、「花婿さま~!いらっしゃいませー!」と、彼女たちはどうして飛んでいかなかったのだろう。

藤尾さんには「ほっとしなくちゃ福音じゃない」という名言がありますが、ここでも、ほっとさせる。
自分に自信がない、結構じゃあないか。
日常生活で要領が悪い、結構じゃないか。(…営業で名刺を忘れても結構?笑)
神様だけを頼っていればいい。(…ええ、応接室で、毎日祈らされました。名刺がなくても乗り切れますように!)
でも、もしいつも要領よくって賢かったのに、主が来臨した!という肝心なときにコケたら? かまやしない、プライドも、恥も投げ捨てて、駆け寄ってしまえ、「神様―っ!」って。

一同、ほっ。

そこで、ふと、nikkouはnikkou父の怒りを思い出しました。
じゃあ、なぜ「賢い」乙女たちは「油を買いにいきなさいよ」と言ったのだろう。「もう、油なんかいいから、待ってなさいよ」と言ってやったほうが親切じゃないか、という父は、いいところを突いている。

…ひょっとしてそれは、「じゃあ、油を買いに行きなさいよ」なんて、絶対言っちゃだめ、ということかしら。
「私は心が醜いから」「キリスト教のことなんか、なにも知らないから」「教会にふさわしくないから」…そんなことを言っている友達に「じゃあ、心が清くなったらクリスチャンになりなさいよ」「聖書を全部読まないとだめよ」「あなたみたいな人、教会にきてほしくないわ」そんなこと言ったら、彼らは天国から締め出されちゃうのよ、責任重大よ、ということだろうか。そうすると賢い乙女は、最後にちょっとミソをつけたことになる。藤尾先生、どうでしょう?

前回のこのお話をもとにしたブログ記事で、nikkouはちょっと、その罪を犯してました。
「かまわないよ、イエス様のもとへ、一緒に行こう」
そういえる人なりたい、と思います。

| | Comments (7)

May 16, 2007

「若者と語る信仰と現代」報告

『眠られぬ夜のために』第一部

「5月14日
宗教的な事柄にあっては、無条件な誠実さと真実のみが、大切である。したがって、精神のこもっていない一切の形式主義、たとえばうわの空の食前の祈り、その気のない教会まいり、いやいやながらの家庭礼拝などは、信仰に役立たないどころか、かえって有害である。いわゆる信心深い家庭の子供たちについての多くの人々の経験が、そのなによりの証拠である。」

(筑摩叢書:前田敬作訳)

Img0003_2
ずいぶん昔の話になっちゃいましたが、2月の「若者と語る信仰と現代」の報告です。
リトルライトは4人で参加。
リトルライトのテーマソングでもあるThis little light of mineを讃美しました。
ギター担当の誠先生が突如、朗々とソロを入れてくれました。
この、突然のソロ、という自由さもゴスペルならではで、誠先生、さすが黒人教会仕込み。むちゃくちゃかっこよかった。
お客さんたちの反応も上々でした。
歌い終わって、「すごい迫力だった」「とても楽しかった」とのお声をいただきました。
その後、nikkouがゴスペルに出会い、やがて、主イエスの言葉に出会ったその感動と喜びについて、拙い言葉ながら、一生懸命お話しました。

Continue reading "「若者と語る信仰と現代」報告"

| | Comments (3)

May 09, 2007

毎日かあさんと、かもちゃん

『眠られぬ夜のために』第一部

「5月7日

人間の内的発展も、もちろんまったく段階的なものであって、少数の天才的な素質をもった人を別とすれば、一足とびの進歩などできるものではない。…」

(筑摩叢書:前田敬作訳)


Photo_5
仕事に復帰したその日、ネットで、3月20日に西原理恵子さんのお連れ合いの鴨志田穣さんがなくなったことを知りました。西原さんのエッセイまんが「毎日かあさん」はnikkouの愛読書で、全巻購入はもとより、MSNの連載も毎回楽しみに読んでおりました。
nikkouは自分の「がんばってるところ」とか「つらいところ」とかを人に察せられるのが嫌、というか、恥ずかしい、と思ってしまうほうで、僭越ながらそれと共通するところが、西原さんにもあるような気がしてました。
だから、戦場カメラマンでアルコール依存症の夫・鴨志田さんとか、やんちゃな息子とかおませな娘とかを相手に大騒ぎしながら、いつもどこかで突き放して、へたうまふうな絵でもって笑い話にしてしまう、という西原さんの姿勢が大好きなのでした。

「毎日かあさん」には、忘れがたいシーンがあります。
西原さんは、まんが連載中に、アルコール依存症の鴨志田さんのはちゃめちゃぶりから息子と娘を守るために、と一度、離婚します。離婚後も、西原さんは、アルコール依存症で入院した鴨志田さんを見舞いに行ったりするのだけど、
ぼろぼろになった鴨志田さんに「恥ずかしいから早く帰れ」といわれ、
病院の外に出て、
青い空にぶっとい文字で
「一度好きになったひとを嫌いになるのは難しいなあ」。
 …その、なんとも切ないせりふを、西原さんはどっしりした自分の後姿の上に描くのです。

西原さんは、その後、鴨志田さんと復縁、亡くなる半年前には、家族そろってカンボジアに取材に出かけ、MSNには、鴨志田さんが写真をとり、西原さんがまんがを描き、まんがの中では子供たちが愉快に駆け回り…という、とっても元気になる記事が連載されていた。

鴨志田さんが亡くなったことを伝える記事には、「毎日かあさん」休載のお知らせとともに「いやだわ、ちょっと休んだら脂がのっちゃって」という西原さんのつやつやした自画像が描かれてあって、ああ、好きだなあ、こういう感じ、とあらためて思ったりしたのでした。

Img0274
nikkouたちの結婚式で、司式をしてくださった浦和キリスト集会のS先生が、宣誓のとき、
「健やかなときも、病めるときも、貧しきときも」
…と、ここで、ちょっと声を詰らせ、そして、声が裏返りながら
「人生の中には、嵐のときもあります。…そのようなときにあっても、nikkouさんを愛し、仕え、支えることを誓いますか」
と続けられた。(あとでご本人いわく、緊張したんだそうですが)
先生の、わたしたちへの愛情がひしひしと感じられた一瞬でありました。
その後、新郎の祈祷で、彼が「ふたりの間になにか問題が生じたときは、ふたりで解決するのではなく、神様あなたのもとに走っていって、あなたに解決を求めることができるようにしてください」と祈った。

「人生の嵐のとき」とはどのような「とき」なのか、nikkouにはまだ具体的にはわからない.。でも西原さんの「一度好きになったひとを嫌いになるのは難しい」ということが、本当であればいいな、と思う。

| | Comments (2)

May 06, 2007

結婚しました

「わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまり、神のその人の内にとどまってくださいます。」(ヨハネの手紙一 4章16節)

Img0286_2

3月、無事結婚いたしました。
その後引っ越しをしまして、その片付けがいまだ済んでおらず、『眠られぬ夜のために』もどこにうずもれてしまったやら。
「ブログやめちゃうの?」と言われたりもしましたが、まあ、片付けたらぼちぼちまた始めます。

式は、相方が無教会クリスチャンのため、今井館聖書講堂にて。
マニアックな話ですが、南原繁も、内村鑑三司式で、今井館で挙げたんだそうです。
ゴスペル仲間にお願いして、入場は、ピアノコージさんとメグさんの作詞作曲による「みことば」、退場は、おなじく「主のみ手の中で」を賛美してもらいました。
みんなありがとう!とっても思い出深い式になりました。

Img0622
感謝祝会(披露宴)でも、仲間に来てもらって、リトルライトで「Amazing Grace」、元オアシスゴスペルクワイアーと、シャロームゴスペルクワイアー、久遠Nu Praise ゴスペルクワイアーの仲間で「Psalm89」「Total Praise」、最後に手話讃美「風の音」も加わって、「君は愛されるため生まれた」を賛美しました。
彼の友人たち、浦和キリスト集会のみなさんと一緒に聖歌をコーラスしたりもして、賛美もりだくさんの結婚式となりました。
お忙しい中いらしてくださったみなさん、お祈りくださったみなさん、ありがとうございました。

| | Comments (7)

« February 2007 | Main | June 2007 »