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June 25, 2007

稲荷町食堂ブルースバンド

『眠られぬ夜のために』第一部


「6月22日
堂々と品位をもって人生を渡り、とくに、ありきたりなやりかたで生活を維持するだけでなく、さらに偉大な目的を眼中から失うまいとすれば、どうしてもある種の感激ないし熱狂が必要である。
(中略)
しかし、熱狂や感激だけでなく、健全な、冷静な常識の相当量がこれとむすびつかなくてはならない。…」

(筑摩叢書:前田敬作訳)

昨夜、川崎リトル・ライト・シンガーズのメンバーで、nikkouの通う川崎教会の牧師、愛称Teacherのブルースライブにいってまいりました。

Teacher & 稲荷町食堂ブルースバンド

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ライブハウスに少々遅れて到着すると、戸の隙間からもれ聞こえてくるのは、まごうかたなきTeacherの歌声。金管楽器が鳴り響くような、やや高めの張りのある歌声であります。
戸を押し開くと、薄暗い地下の、たばこの煙たちのぼる向こうに、巨体をくねらせるようにモータウンっぽい甘いラブソングを歌っているTeacherがおりました。

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じつは、nikkou、ソウルやブルースはあまり詳しくないのですが、
それでも、いっとき、あるソウルバンドにはまったことがありました。
ゴスペル仲間が組んでいたThe Basementsというグループで、まあ、こっぱずかしいのを覚悟で告白しますが、歌っていた男子三人組のみ目麗しさが目当てでありました。
おかげで、The TemptationsとかThe Stylisticsといったゴスペル以外のブラックミュージックを知るにいたるのであります。

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稲荷町食堂ブルースバンドのホームページを見てみると、Teacherが、The Temptationsのリード・ヴォーカリスト、アリ・オリー・ウッドスンに命じられてThe TemptationsをバックにSomeone歌ったことがある、って書いてあるんだけれど、The Temptationsって、あの「マイ・ガール」(左図)のサントラの!?と目を疑った。
灯台もと暗し。
濃ゆめのゴスペルをマニアックなレベルで知っているのもかくゆえか。

さて、稲荷町食堂ブルースバンドでありますが、The Basementsと比べるまでもなく、ビジュアル的ではないけれど(失礼!)、大人のバンドの凄味というか、重みただよう、大人のソウルでありました。
苦い短編小説のような、あるいは切ない失恋の歌をつぎつぎ歌いたおしながら、
独特のリズムのMC(語り)をはさみつつ、
Teacher、じつに自然な流れで、
しかし突然、客席に問いました。
「So, what do you think about Jesus?」(で、きみたち、イエスのこと、どう思う?)
ん? 今Jesusって言った?
とnikkou、ぽかーんとしていると、すかさずTeacher
「He is Goooooooooood !!」
わお、ここはブラックソウルちっくに、エイメーンッ!だろうか、と突然のゴスペルモードにあわてていると、
フロアーから、「Yeah!」と、渋~いおじさんたちの熱いコールが。
「He is Goooooooooood !!」「Yeah!」
「He is Goooooooooood !!」「Yeah!」
そして始まったのがお得意のナンバー「Jesus Gave Me Water」(イエスはわたしにいのちの水をくださった)
教会のクリスマス会で、ちびっこを前に奥さんとデュエットしてくれる素朴なアカペラ・バージョンではなく、
コテコテのブラックソウル味、Ah------------!というシャウトも絶妙で、これがゴスペルライブだったら、nikkou間違いなく立ち上がってAme-----n ! Hallelujah!って叫んでいるね。
…ではありますが、ここはまず周囲の空気優先のニッポン人女子、ロマンスグレーの大人にまじって、精一杯の拍手をおくったのでありました。

胸元に大きな十字架をきらめかせつつ歌うソウルシンガー牧師、みなさま必聴、必見です。
次回の東京でのライブは2007年9月23日 (日) 都営新宿線瑞江駅 HOTコロッケにて。詳細はホームページでどうぞ。

そして、突然ですが、川崎リトル・ライト・シンガーズのライブも決定いたしました。

10月14日(日) 午後2時~3時半予定
川崎教会にて

Teacherはもちろん、
nikkouのワン・オブ・ザ・ベスト、武義和さん(小国フォルケホイスコーレ代表)をゲストにお招きすることができました。武さん、ありがとう!!
豪華なライブになりそうです。

リトルライトのほうは、最近、集まりが悪く、ときにはnikkouひとりぽっちの哀しいリハになることも多いのですが、めげすに、ライブにむけて、改めてメンバー募集したいと思います。ホームページも近日公開予定。
こんな不安定な状況で、よくやるよなあ、と、我ながらあきれつつも、リトルライトはまだまだつぶれない、という確信めいたものがある今日この頃。
だって、みんなと歌うと、やっぱり楽しいもんね。
そう言うのはnikkouだけじゃない。
喜びのあるクワイアーは、決してつぶれない。

ヒルティいうところの、感激と熱狂、そして相当の冷静さと常識。
くわえて、喜び。
歌って楽しいということは、神様が、十分祝福してくれているからと信じる。
みなさま応援してください。

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Comments

イーグルスやフリートウッドマック、ビージーズといった正統派の洋楽を聴いて育った私は、ソウル・ミュージックにも関心がありました。でもゴスペルはあまり聴かなかったなあ。その頃は聖書も読んでいなかったしなあ。
現代のUSAやアフリカで歌われるゴスペルってどんなものなのかな?
nikkouさんの文章から察するにちょっとついていけないような気がする。

Posted by: Graham | June 26, 2007 at 04:15 AM

最近ゴスペルブームは峠を越した感があるね。
どこのクワイヤーも人数は減ってきてるよ。でも
「喜びのあるクワイアーは、決してつぶれない。」
その通り!
一つ付け加えるならば、主が立てられたクワイヤーは絶対につぶれない!!
これから本物になっていくんだ。

Posted by: たま | June 26, 2007 at 10:42 AM

いつも、リトライのこと、nikkouのこと祈ってます。
祈りでの参加ばかりでごめんね。

Posted by: Atsuko | June 26, 2007 at 10:14 PM

>Graham兄

うーん、nikkouはあまり時代を意識して聞いていないんだけど、70年代に流行っていた(らしい…当時のことは知らないから)ホーキンズFamilyとか、アンドレ・クラウチとかのゴスペルって、いまでも歌っているクワイアーはあるし、たぶん、そういう人たちって、新曲を出しても、流行っていたころとあーんまり雰囲気は変えないんじゃないかという気がします。だから、現代のゴスペルでも、むかしからうたっている人たちとか、70年代にゴスペル部門でグラミー賞とった人たちとかのCDを聞いてみると、Graham兄も「うわ、初めて聴いたのに、なんか懐かしい感じ~」って思うかもよ。
ちなみに、nikkouもすっごく新しいKIKIというアメリカのシンガーのゴスペルのCD買ってみたけど、シャカシャカ、って感じで、ついてけねーと思った。
ちょっと古いくらいが、聞きやすいよね。

>たまちゃん

>主が立てられたクワイヤーは絶対につぶれない!!

アーメン!
ゴスペルも、峠をこしたぶん、どこの教会にもなじんできたかな、って気はする。
川崎教会みたいなちいちゃいところでも、「やろうか」っていう話がでるくらいだし。
これから本物に、なる、ってnikkouも信じます。

>あっちゃん

いつもいつもありがとー。
いやー、お祈りの威力を思い知る今日この頃。
心強いですよ。
勇気がでます。ほんと、ありがとー。

Posted by: nikkou | June 27, 2007 at 10:17 PM

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