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July 21, 2007

「それでも、いいよ」だなんて都合のよすぎること

Lyrecd4
Lyre(リラ)に「眉(まゆ)」という歌がある。

まゆを 寄せて 悩む顔で 歩いてばかりいたら
 足元にひっそりと咲いている小さな花を踏みそうになる

…で始まり、かるくスキップをするような調子で、こう続く。

『私はけっこう強い』そう思っていたけど
やっぱり 弱いままの 私がここにいる
『それでもいいよ』だなんて都合のよすぎることを
ほかのだれでもない イエス様がいってくれた

さて、今年も徳島から、渡り鳥のように、北海道へ渡り、そのまま、すごい勢いで南下する無教会伝道者、吉村さんの礼拝が、本日、八王子で行われるとのことで、nikkou、行ってまいりました。

八王子の、礼拝をしたおうちの、隣家に牛がいました。昔、八王子一帯は、牧場だったんですって。知らなかった。
デジカメもカメラつき携帯電話も家においてきちゃって、残念だった。牛、撮ってブログに載せたかった。

礼拝では、吉村さんが「それでもいいよ」というイエス様のセリフをたたみかけるように、次々と教えてくれた。

イエス様のたとえ話のひとつに、こんなお話がある。
ぶどう園の主人が、労働者を集めに行く。早朝と、11時と、お昼と、3時、そして、夕方にも。夕方になっても、まだ、ぼんやり立ちつくしている労働者たちがいる。「だれも雇ってくれないんです」という。なぜ雇ってくれないんだろう。たぶん、社会的には、無能で、弱くて、役に立たないと思われている人たちだったんだろう。「それでもいいよ」と主人は、彼らをぶどう園に送り、そして、朝から働いている人たちと同じだけ、お給料をくれた。

それから、たとえば、お父さんからお金をもらって家を飛び出した息子の話。使い果たして、なんにも持たなくなって帰ってきたのに、お父さんは、息子を抱きしめて、大喜びした。なにもなくなっちゃったけれど、でも、「それでもいいよ」とお祝いしてくれた。

リラじゃないけれど、都合がよすぎる。あんまりだと思う。わたしは、一生懸命働いてがんばっているのに、なんで、イエス様はそうじゃない人にも、「それでもいいよ」って言っちゃうんだろう。
ずるいと思う。
そして、そう思う一方で、すごく張り詰めている。
いつ、わたしも、誰かに「役にたたない」「いらない」と言われるかわからない。いつ、なにもかも失ってしまうことになるか、わからない。そうなったら、みじめだ。だから、そうならないように、もっと、もっとがんばらなくっちゃ。

「がんばっている、その力さえ、神様から与えられたものだとしても?」
と吉村さんが言った。

がんばって、わたしが得たと思っているものも、じつは、神様が一方的に与えてくれているものなのかもしれない。愛する家族やら健康やら環境やら、わたしが気づいていないいろんなことを。だから、わたしの眼に、「とうとう、本当になにもなくなった」と見えることがあっても、だいじょうぶ。振り返って、「おとうさん、神様」と呼ぶだけで、たくさん愛を与えてくれる。イエス様がそう約束してくれている。

『私はけっこう強い』そう思っていたけど
やっぱり 弱いままの 私がここにいる
『それでもいいよ』だなんて都合のよすぎることを
ほかのだれでもない イエス様がいってくれた

うちに帰って、ふと、思い出して、リラのこの歌をかけた。前から聴いている歌なのに、胸をきゅーっとつかまれるような感じがした。初めて聴く歌みたいだった。
ああ、これが「福音=グット・ニュース」なんだ、と思った。

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Comments

マタイによる福音書20章の「ぶどう園の労働者」
ここを読むとね、自分が5時になっても、何にもしないで一日中突っ立って、「誰も雇ってくれないのです」と言っている気がするんですよ。
引きこもった経験のある人はみんな同じ気がするんじゃないかな。
この主人に招かれていなかったら私は今の時点でこの世にいなかったような気がします。
精神科医にも「君は危なかったところを神様に救ってもらったんだね」とよく言われます。
nikkouさんもリラを聴くんですね。
武さん、リラの曲の中から何か選んで讃美したかったなあというのが私の本音です。

Posted by: Graham | July 22, 2007 at 09:57 PM

Graham兄、じつは、この記事を書いているときに、引きこもり真っ只中、という友人からメールがきました。(彼はこのブログは「宗教色が強すぎるから読みたくない」そうですが)。これまでnikkouは、彼に、「そのままでいい」なんて姿勢で接したことはなかったことに気づきました。「あなたはこれができる、あれもできる、あんな特技もあるではないか、それを武器に世に出ればいいのに」みたいなことを言っていた。励ましてるつもりだったけど、逆に嫌だったかもね。「そのままでいい」なんて、nikkouが言ったら「何様?」って思われるかもしれないけど、でも「“特技”で評価したりなんかしないから、素(す)でいなよ」くらいの気持でつきあっていこうと思った。

あと、今年の無教会の全国集会で、リラを賛美することになるかも。
全国集会最終日の特別賛美は、“吉村さんと徳島の仲間たちWith nikkouと風の音”プレゼンツなのですが、風の音からはリラを提案しました。(吉村さんたちの提案はリビングプレイズ。文語の賛美歌ばかり歌ってきた無教会ではちょっと画期的らしい。)
土曜日には、吉村さんにリラのCDをプレゼントしました。無教会に、新しい賛美の風が吹くか!?

Posted by: nikkou | July 23, 2007 at 10:14 AM

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