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May 08, 2008

GMWC2008(『泣いた分だけ笑わしたる!』)

51cnm0jsf7l_sl500_aa240__2 ゴスペル・ミュージック・ワークショップ・オブ・名古屋に、
吉本新喜劇の人気芸人さんだった岡八朗さんのお嬢さん、市岡裕子さんが、ディレクター(指揮者)として参加されていました。
華やかな笑顔と、すばやい機転、場をなごませる明るいエネルギーに、さすが、芸人さんのお嬢さん、と
ほれぼれとみとれていたのですが、
3日目の夜のコンサートで、市岡さんが歌とともに語った話はあまりに壮絶で、
nikkou、ひさびさに、人の話に涙する、という経験をしました。

岡八朗さんを、nikkouはくわしくは知らないのですが、
たいへんな人気芸人だったそうです。
でも、市岡さんは、そんなおとうちゃんをもったことが、嫌で嫌でしかたなかった。
「華やかなのは、テレビの中、舞台の上だけ。
ほんとのおとうちゃんは、お酒もたくさん飲むし、彼女もたくさんいてはる。
お家にはお金をいれるだけの人でした。」

市岡さん16歳のとき、市岡さんのお母さんが突然自殺します。
事業に失敗したせいか、いろいろと重なって精神的に不安定だったからなのかわからない。
お母さんの自殺をみつけたのは、当時13歳だった、市岡さんの弟さんだったそうです。
それ以来、弟さんはその精神的なショックから立ち直れず、30代で夭折。
さらに、お父さんの岡八朗さんは、舞台のストレスからアルコール依存症になってしまった。

市岡さん、そんな家族から逃れるように、アメリカにわたります。
そして、ニューヨークのハーレムで、ゴスペルを聴いた。
「わたしの5倍くらいふとった黒人のおばちゃんが、顔の半分を口にして、うとうとったんです。
『神様~~、わたしはぼろぼろです~~、もうたてません~~、
せやから、立ち上がらせて、導いてください、救ってください!』
それを聴いて、わたし思いました。
それは、わたしや。
神様、ほんとに、いてはるの?
いてはるなら、わたしを立ち上がらせて。
救って。」

この歌は、そう、例の「Precious Lord(慕いまつる主なるイエスよ)」であります。
そうして、市岡さんは、聖書を読み始めた。

「最初はなんのことやら、さっぱり分からなかった。
イエス・キリストがわたしの罪のために、十字架で死んだ、ってどういうことか、さっぱり分からなかった。
なのに、神様はすごいですよ、みなさん!
段々、このわたしにも分かってきたんです。
わたし、やりなおせる! ぼろぼろのところから、立ち直れる!って分かったんです。」

そうしてアメリカから帰国、ゴスペルシンガーとして再生した市岡さんの舞台を見て、
岡八朗さん、お酒をやめます。
そうして、もう一度、舞台に立った。

「もう、わたしも44歳やし、Jポップとか、ようわからへん。
演歌なら、ちょっとはだいじょうぶかも。
でも、ゴスペルは、わたし、おばあちゃんになるまで、歌うたる!」

こう宣言して、市岡さんは、Amazing Graceと、もう一曲、nikkouの知らない歌を、歌った。

なんていうか…、大阪っぽいゴスペルでした。
生活に、自分の命に根ざした感じ。自分のモノにしているって感じ。

岡八朗さんと、市岡裕子さんの共著が出ています。
岡八朗さんの半生記『泣いた分だけ笑わしたる!』(マガジンハウス)

nikkouもさっそくアマゾンで注文して、本日届きました。

アルコール依存症生還の体験記としても読むもよし、、
芸人さんの意外な一面をのぞきみるためでもよし、
みなさまぜひご一読を。
nikkouは、ゴスペル仲間の証しとして、読もうと思う。

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