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July 28, 2008

正確、かつセンスある言葉

ごぶさたしてしまいました。
暑さにばてておりました。

さて、昨日のことですが、わが家の郵便受けに、毎日新聞が入っておりました。
わが家では新聞を購読していないので、
たぶん、宣伝のためだろうと思う。

新聞読むの、ひさしぶりだなあ、と、ばさばさ広げると、
ちょっと興味深い記事をみつけた。

「女子高生ら射殺 母校で追悼礼拝」(2008年7月27日)
http://mainichi.jp/select/jiken/coldcase/news/20080622org00m040001000c.html

95年に八王子市のスーパーで強盗殺人にあった矢吹恵さんの母校、桜美林高校で矢吹さんの追悼礼拝がありました、という小さな記事だ。

まず、おや、と思ったのは、写真のキャプションである。

「矢吹恵さんの冥福を祈る元同級生ら」

若い女性が、キリスト教式に固く両手を組んで、うつむいている。
…nikkou、ふと、こういう写真に「冥福を祈る」っていう言葉はふさわしくないような気がしたのである。
でも、まあ、決まり文句のようなものだからなあ、と記事に目を転じると、

「同級生だった会社員、後藤恵美さん(29)は「『犯人が捕まるように導いて』と(矢吹さんに)祈った」と話した。」

とある。
う~ん。
さすがに、これは、違う気がする。
「(矢吹さんに)」というのは、記者さんの補足だろう。
でも、「追悼礼拝」であることと、「導いて」という語彙からすると、
正確にパラフレーズするなら、
「『犯人が捕まるように導いて』と(神様に)祈った」
だよなあ。
キリスト教の礼拝で、人間に向かって祈ることなどありえない。

ちなみに、この同級生が写真の女性なら、
祈っていたのは「冥福」ではなく、
「神様、どうして、矢吹さんはこのような目にあわねばならないのでしょうか、教えてください。
辛い思いをしている家族を助けてください。
そして、どうか、犯人が捕まるように導いてください」
ってなことじゃないかと思うのであります。

…と、書きながら、
つい、祈ってしまった。

神様、このお友達のことも、どうかお守りください。

さて。
別に間違い探しをしようと思ったわけじゃない。
nikkou、ちょっと驚いたのであります。
これだけの記事でも、
日本の伝統的宗教観と、キリスト教と、こーんなにも違うんだ、
そして、新聞って、こーんなにも、無自覚なんだなあ、って。

ただ、
この記者さんに、「間違ってますよ~」といったとしても、
言い換える言葉がないかもなあ、と思った。
たとえば、「『犯人が捕まるように導いて』と(神様に)祈った」はまだしも、
キャプションを「神に祈る元同級生ら」ってするのは、なんとなく、嫌。
その辺は、nikkouの言語センスみたいなもんなのです。

こういう場合の、正確かつセンスあるキャプションを考えるべきだよなあ、と
一応、マスコミのはしくれ(笑)にいるクリスチャンとしては、
しみじみ思ってしまったのでした。

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July 01, 2008

Happy Birthday 生まれてきてよかったね

前回、nikkouが「わかった」瞬間に立ち会っていた友人のことを書いたら、
なんだか、彼女のことが懐かしくなってしまった。
いま、彼女は子育てに奮闘中のはずだ。

nikkouが「わかった」日から2か月ほどたったころ、
あるゴスペルコンサートで、彼女も、ふと「わかった」そうだ。
ほんの2か月前はnikkouが「わかった」ことを
「わー怖いなー、ゴスペルずっとやってると、こんなになっちゃうんだー」な~んて思ってたのに
神様のなさることは、ほんと面白い。

生真面目な彼女は、主イエスのことがわかった直後、近所の教会をしらみつぶしにあたった。
日本基督教団も、バプテスト派も、聖公会にも行った。
nikkouの通う教会にもきてくれたし、モルモン教の礼拝まで参加してみたんだそうだ。
最後に行ったカトリックの教会で、すばらしい神父さんに出会った。
そこで彼女は1年近くじっくり聖書を学んで、次の年のイースターに洗礼を受けた。
つまり、聖書を学んだのは、主イエスに出会ったあとだった。
そう、彼女もまず、ぱちっ!と「第三の目が開い」て、それから「だんだんわかる」派だったのだ。

洗礼式には友人たちと一緒にnikkouも駆け付けた。
洗礼式のあと、キャンドルサービスがあって、
ひろ~い聖堂の一番前の受洗者の席から、後ろのほうに座っていたnikkouたちのところまで走ってきて、灯を分けてくれた。
これぞほんとの聖火マラソン。

受洗してすぐ、
神様は彼女に赤ちゃんをおあたえになった。
生まれるぎりぎりまで、大きなお腹を抱えて、ゴスペルを歌いに来ていた。
「自分が子供を産むことになるなんて、考えたこともなかったの」とあるとき、彼女、nikkouにぼそっと言った。
「だって、自分が生きていること自体、ゆるせなかったから。」

いつも穏やかで、優しそうな彼女が、
そんな重たいものを背負っていたなんて、
まったく、思いもよらなかったから、nikkouは言葉を失った。

ベイビー、神様は、ママの命を救い、君に命を与えたんだね。

主よ、愛するMちゃんを救ってくださって本当に感謝します。どうぞ、MちゃんとMちゃんの家族をこれからもずっとお守りくださいますように。

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