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February 15, 2010

奇跡の再会

別のところにも一度書いたのだけれど、ここでもう一度シェアしたいお話。
昨年末、出張で札幌に行くことがありました。一泊二日の出張で、一日目は会議に接待にと大忙しとなりました。
明けて今朝はせっかく日曜日の札幌、 もう飛行機に乗って帰るだけ。
それなら古い教会の礼拝にでも出席して帰ろう、と心に決める。
そこで、携帯で「札幌 教会」で検索をかけてみた。

上がってきた教会、なんと170。
まず目にとまったのは、
「日本キリスト教団 札幌教会」であります。
ホームページを見てみると、明治時代に創立。
建物は文化財に指定。ホテルからも近い。
ここ、いいかも、と思いつつ、
さらに検索にもどって、もうしばらくスクロールする。

すると、「札幌独立キリスト教会」の名が目にとまった。
じつは相方から、出張前に、「独立教会に行ってみたら?」と言われていたのであります。なんでも、内村鑑三が説教をしたことのある教会だとか。
「札幌独立キリスト教会ってのは、独立教会のこと?」と、相方にメールをするも、時間は9時半、すでに出勤している様子で返事がない。
ホームページを検索するも、見つからない。
そこで、教会に直接電話をかけてみるが、誰も出ない。
フロントで地図をもらい、住所を探してみるが、ホテルから遠い。
どうも条件が悪いし、情報もない。

どーしよっかなー、としばし悩んだが、
まあ、旅の恥はかき捨て、やばい教会だったら逃げればいいし、
内村ゆかりの教会であれば、相方へのよい土産話になるだろう、と
急いでホテルをチェックアウトして、
タクシーに飛び乗り、住所だけを告げた。

Photo 着いたのは…、
モダンな建物の、清潔な教会。幼稚園も付属。
「ザ・歴史的建造物」みたいなのを期待していたnikkouは、なーんだ、内村ゆかりっぽくないじゃーん、と
半分がっかりし、まあ半分は安心しながら、
「新来者名簿」に名前を書いて、讃美歌集を借りて、礼拝堂にあがった。

礼拝出席者は50人ほど。
礼拝の進行は川崎教会と同じ。
新来者の紹介で名前を呼ばれ、振り返って深く一礼。
礼拝後、帰り支度をして、 礼拝堂を出ようとすると…。

……長々と、前振りをしました。
ここから、奇跡です。

礼拝堂の後ろのほうの席に座っている男が、
私に、手を振った。
思わず振りかえし……、「えっ! ええっ!?」と声をあげてしまった。

3年前、川崎リトルライトの創立メンバーの一人としてともに歌い、
その数か月後、病いに倒れ、
「実家に帰る」とひとこと残したまま、
何度メールをしても消息不明であった、
Uさんだったのでした。

「なんで、ここにいるの!?」
「実家が近所だから。nikkouさんは、なんで?」
「出張。内村ゆかりの教会だから来てみた。」
「ぼくも、内村ゆかりということで半年くらい前に来てみて、それから通っている。」


今朝、新来者名簿を見たとき、Uさんは「おや?」と思ったらしい。
「でも、そんなはずないよなあ」と思い直したものの、
新来者紹介で振り返ったnikkouを見て、驚いた、という。

……なんということでしょうか。
365日のうち、今日この日、たまたま、nikkouが出張で、
札幌に170もある教会の、この教会に、彼も、nikkouも、導かれた。
3年ぶりに、企まずしての再会であります。

相方に「Uさんに会った!」とメールする。
「信じてくれないんじゃない?」とUさんも笑う。
自分たち自身、信じられないくらいだもの。
相方から「おおーっ!」という返信がくる。
そうそう、「おおーっ!」って気持ちだよねえ。

札幌駅まで送ってもらいながら、いろんな話をした。
「病気は、もういいの?」
「もう、すっかり元気。病気になる前より元気なくらい。」
そういうUさん、血色もよく、体はむきむきと大きくなっていて、
笑顔もこぼれ、すっかり健康そうでした。
「今はなにを?」
「ボランティアをしたり、政治家になる学校に通ったりとかしている。
病気にならなければ、興味を持たなかったことに興味を持つようになったよ。
今思えば、病気になってよかった、と思うくらい。」
「リトルライトも、人が増えて、最初のメンバーには赤ちゃんが生まれたりして、とても幸せにやっているよ」と報告。
お互いよかったねー、と手を取り合って喜び、
連絡先を交換して別れました。

今なお、信じられない思い。
神様、ありがとう!
なによりも、Uさんを守ってくれて、ここまで導いてくれて、そしてその姿をnikkouに、こんな奇跡的な出会いで見せてくれて、
本当に本当に、感謝します。
このことをnikkouは、「偶然」とは呼びたくない。これはやはり、「神の采配」と呼ぶものだと信じたい。

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